だがこの道を選べば短期間でのベーシックの移植に加えて、その他の言語の移植、さらにSCP―DOSの仕上げまで抱え込むことになった。しかも相手は契約契約で物事を進め、納期にもきわめて厳しいはずのIBMだった。
 結論を導いたのは、西だった。
「このチャンスを絶対に逃すべきじゃない。IBMを踏み台にして大きくなるんだ。なんとしてもやるんだ」
 堂々めぐりの論議を断ち切るように西が吼えた。
 ゲイツとアレンには、SCP―DOSをもとにするとはいえ短期間でまともなOSが作れるだろうかとの懸念が最後まであった。
 だが「零戦だって三度作りなおしている。取りあえずそれで作っておいて、何度でも作りなおせばいいじゃないか」との西の駄目押しで、ゲイツとアレンも腹を括った。
 シアトル・コンピューター・プロダクツに連絡がとられ、売り先は伏せたままマイクロソフトはCP/MまがいのOSの販売権を買い取った。申し入れのあった四つの言語に加えて、我々はOSを提供する準備があるとの回答がマイクロソフトからIBMの開発チームに寄せられた。

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